3.空の怪物アグイーとA子さんの恋人

A君がずっとしたかった仕事

空の怪物アグイーの翻訳

 

あのときでてくるのは

君の空にはオレンジの猫がいるだけかい?ってところ

あれは、なにか大切なものを失ったらそれが空にいってしまうっていう流れなんだけど

A君の空には一体なにがあるのかな?

まだA子は空にいない

でも、もしかしたら空にいってしまうかも

って気づいてA君は日本に急いで向かうんだよね

A君はそれだけA子のことを大切に思っているってことなんだよね

A君は思考と行動がストレートで目に見える

でもA子とA太郎は全然わかんないよ

もじゃもじゃぐるぐるしてる

でもA太郎がA子のことを大切にしてないってわけではないよね

ボロアパートが火事になって部屋が水浸しになったときA太郎が手元にのこした大切なものは、A子と関係のあるものなんだよね

それはやっぱりA太郎がA子のことを大切に思ってて、まだ繋げたいって思ってるってことだとおもう

 

1年くらいって言ってA子は日本に帰ったけど

気づいたら残り少しになってて

まあ漫画だからあっという間なのは当たり前なんだけど

 

1年があっという間なのは現実でもそうだよね

気づいたら12月で

気づいたら歳をとってる

 

でも、それは過ぎてからしか思えなくて

毎日のことだって、もうあっという間に過ぎることなんてわかりきってるからそんなに無駄にしてるつもりとか全然ないのに

終わってないことととか決められないこととかってなんでかあるんだよね

でもそういうのはきっとそれだけ時間をかけていいものというか、かかってしまうものというか、かけなきゃいけないものなんだろうなって

 

でも、本当に

もしA子が空にいってしまったらってA君が思ったら

わたしでも飛行機に飛び乗ってしまっているかもしれないな

A君はさ、ちゃんとA子のことを選んでいるんだよね

A子はどちらも選んでいないけど

A太郎はどうなんだろう

A子を選びたいとは思っているけどってところかなぁ

A子を選んでるのかな

A太郎はどうしたいんだろうか

 

やっぱりうまくいかなくなった瞬間があると、自信をもって選択できなくなってしまうんだろうか

 

でももしA子がどちらかを選んだとして

A子はその先どうするんだろうか

選ばなかった方のことを忘れることなんてできるだろうか

A太郎を選べばきっとA君は大混乱に陥る

そしたらきっと罪悪感感じちゃうよ

それにA太郎と過ごすことでA君との思い出は薄れるんだろうか

今はA太郎よりA君の記憶が新しいからそう思うだけどろうか

A君を選んだことでA子はこれが絶対の正解だったと思えるだろうか

あの部屋からでた少女は新しく居場所をみつけられるだろうか

A太郎の言ったことを忘れて、A太郎と過ごした時間を忘れられるだろうか

 

きっとどちらを選んでも間違いではないし

どうにだってできるだろうけど

それにどっちかを選ばなきゃいけないってことだってないんだけど

 

そうできるほど、簡単なことなのかな

好きになった人のこととか

同じ時間をたくさん過ごした人のこととか

どんどん忘れていけるものなのかな

もし何年後かに偶然再会しても、何事もなくいきていけるのかな

ああ、別にそんなに好きでもなかったなって思っちゃうようなものなのかな

 

5巻を読んだ時に食べたかったジェラートをやっとこの前食べた

美味しかったな〜